大学出戻り3年目+双子出産というビッグイベントの年。
本当にあっという間。(毎年言っている気がする…)
毎日忙しく、あった出来事を振り返る余裕もなかったので忘れていることも多いが
恒例行事として年末の振り返りを。
去年の振り返りはこんな感じ。
2023年のできごと・がんばったこと
双子出産・産休育休
いちばん大きかった出来事は、これ。
とにかく出産育児に追われてあっという間の一年だった。
双子出産レポート①
双子出産レポート②
双子出産レポート③
双子出産レポート④
年始~6月までは産休育休で、7月に復帰。
育休中は(夫婦2人で育休取得したものの)とにかく毎日があっという間だった。
ミルクとおむつ替えと泣き止ませるので気が付いたら一日、一週間、一か月…と過ぎていくので
この期間は何もできないのがとてもストレスだった。寝不足なのも原因だったんだろう。
子供はかわいいし、育児自体は(覚悟していた以上には)楽しかったが、
やはり自分は外で仕事したり、自分だけの時間がないと我慢できない性格なのだと自覚した。
子育てを手抜きしたいわけでもない(なかなか手を抜けない性格)ので、
1日48hくらいほしいなーと毎日思っている。
生後6か月で、保育園に預けて仕事復帰するとだいぶ気が楽になった。
最初は仕事に行くだけで精いっぱいだったが、少しずつ楽になっていって働きやすくなっている。
(子供のミルクの回数が減っていったりあやさなくても寝てくれるようになってきた)
「保育園に行って最初の1年は、風邪をひきまくって全然仕事にならない(双子ならなおさら)」
と聞いていたが、覚悟していたよりは子供の体調不良も少なく助かっている。
(とは言え、一度病気にかかると家庭内感染したりで長引くので大変…)
育児そのものは、誕生直後と比較すると少しは落ち着いてきて、
(多少は)育児が楽しいとか子供がかわいいと感じられるようになってきた。
出産直後は子供の容体が心配で、嬉しさよりも今後の不安が大きくあまりプラスの感情が持てていなかった。
退院後も、子供がミルクをまとまって飲んでくれなかったり夜寝てくれなかったり
早産児のフォローアップ通院が必要だったり(貧血などに注意が必要)、体力的精神的に少ししんどかったが
1年近くたって、子供の成長が確実に感じられてきているので、少し安心している。
研究&教育
6月までは育休だったので、リモートでできる限りのことを継続していた。
オンラインで実験相談したり、論文添削したり。
できる限りのことはしたけれど、やはり現場で話したほうが伝わりやすいなと感じることも多く、
(メール送るまでもない案件だけどちょっと聞きたいな、というような時)もどかしかった。
また、学生に取り組んでもらっているテーマが行き詰っている際、
なかなか素早くアドバイスしたり次の案を提案することができず、力不足を感じた。
自分で取り組んでいる研究は、スローペースで細々と。
学会はさすがに申し込まなかった(無理だった)ものの、シンポジウムで英語講演を1回。
めちゃくちゃ緊張したけど、参加して良かった。
育休復帰後、実験になかなか時間を割けないのは昨年以上に問題だと感じている。
(17時半に帰らないといけないので)
幸い、大学のほうで補助員雇用の資金補助制度があると知ったので
来年度からはそれも利用させてもらおうと考えている。
研究テーマについて、
「個々の研究ネタだけでなく、大枠として自分がどういう研究をやっていきたいか考えるべき」
とことあるごとに各方面からアドバイスをもらう。
自分でもそこがはっきりしていないという自覚があり、今でも模索中。
大学に戻ってから「今、何の研究をやっているの?」と聞かれたときにうまく答えられず悔しい思いをしている。
なかなか考えても思いつかないな、と悩んでいるのだが
いろいろ悩んだり、まずは手を動かしていくうちに徐々に見えてくるものなのでは、と感じるようになった。
(そう感じるようになったことが今年の進歩だと思っている)
来年は、もう少し具体化していきたい。
研究の方向性を考えるために、申請書や面接プレゼンはいい機会なのだと思う。
面倒に思ってしまって腰が重くなりがちだが、積極的に応募するようにしないと。
授業デビュー
リレー講義を2回だけ担当。
1回目が年末、2回目が年明けにあり、1回目をなんとか終えたところ。
1-2回生向けに、研究内容に関する基礎知識+研究内容の紹介をする、という授業なので
はじめて担当する授業としては良い体験だった。
時間がかかるので、準備している際は嫌だ嫌だと思っているが
定期的に基礎知識を勉強しなおす機会ではあるので、今後も大切に取り組もうと思う。
おそらく来年度も担当が回ってくるので、講義内容をさらに充実させたい。
来年度は、今年度担当した授業に加えて
3回生向けの授業と、学生実験担当も増える予定。大丈夫かな…?
マイナー異動
プロジェクト付き助教からパーマネント助教に異動。
パーマネントとは言え任期付き。
研究室内での移動なので、変化といえばちょっと任期が延びて雑用がたくさん増えたくらい。
研究室の雑用案件が多くてびびっている。
装置や設備の点検対応、法令関係の対応、などなど、
会社でいうところの安全関連業務と似ている。
大学は会社よりはゆるい(やさしい)のでひとつひとつの対応はそこまで厳しくないが、
なにしろ数が多いので塵も積もれば…で対応に結構時間を取られた。
あまり時間をかけるべき業務ではないので、効率よくさばいていきたいなぁ。
2023年目標振り返り
無事に出産する・夏までに職場復帰する
早産だったり低体重だったり、ドタバタしたけどなんとか無事に出産した。
保育園は認可も近隣の認可外も空きがなくて復帰できるかヒヤヒヤしたが、
隣市の認可外にギリギリ空きを見つけて職場復帰することができた。これは達成!
職場復帰後は、いろいろな時間確保が難しいなと感じた。
出産前だったら平日夜や土日も使ってさばいていた仕事が、なかなかさばけず、あっぷあっぷしている。
土日もなかなか休めないので、育児って本当に年中無休なのだなあと思った。
論文を書く(2報以上)
目標:2
実績:2
内訳は1(共著)+1(コレスポ)。もう1報、コレスポのものを投稿中。
あと1報、レビューを仕上げる予定だったが間に合わず締切延長。来年頭には終わらせたい…
今年は、学生の論文添削にはじめてチャレンジ。
文の構成や単語のチョイスなど、
「自分ならこうは書かないけどまぁ間違いでもないし本人の意思を尊重しておくか…?」
と迷って直さなかったポイントは、たいてい教授とのディスカッションで直された。笑
人の文章はどこまで直していいものか、悩みは尽きないなぁ。
目標達成とは言え、自分で書いたものはないので来年は筆頭を増やしたい。まずは実験!
朝の論文執筆タイムも、復活させたいと思いつつなかなかできていない。
来年になって夜もう少し子供がスムーズに寝てくれれば、できるだろうか。。。
自分のための研究時間を確保する
目標:週1以上
結果:△
サンプル合成ペースが2週間おきくらい。
もう少し増やしたいが他の仕事もありなかなか難しいところ。
帰宅時間に制約がかかったこともあり、丸一日何も予定が入っていない日でないと合成実験ができないのが悩み。
なるべくそういう日が見つかった際は実験をねじ込むようにした。
昨年時間を取られていたプロジェクトの方の実験室立ち上げが終わったので、
昨年よりは自分の実験に(少しだけ)時間を割けるようになったと思う。
読書(1冊/1か月ペース)
目標:12(1冊/1か月ペース)
実績:8冊
「祈りのカルテ」 知念実希人 著
「科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全」 堀田秀吾 、 木島豪 著
「高原のフーダニット」 有栖川有栖 著
「アカデミアを離れてみたら――博士、道なき道をゆく」 岩波書店編集部 編
「ことばの発達の謎を解く」 今井むつみ 著
「透明な螺旋」 東野圭吾 著
「赤ちゃんのための補完食入門」 相川晴 著
「搾取される研究者たち 産学共同研究の失敗学」 山田剛志 著
産休育休中にがっつり読んだ本たち。職場復帰してからは全然読めていない。
通勤時間、活用しないとな〜。
ブログを毎月更新する
目標:12(1件/月)
実績:5
予想通り、仕事育児でここまで手が回らず…
春学会で口頭発表できるよう成果を出す
△
背水の陣ということで、結果は完ぺきではないが申し込んでしまった。。。
結果が出てから発表、ではいつまでたっても進まない気がするので、自分を追い込んで頑張るつもり。
どうなることやら。
2024年の目標
・研究テーマの方向性を定める、新しいテーマをはじめる
その場しのぎで小ネタを出しがちなので、自分の研究の方向性を考えたうえでテーマを出したい。
なんとなく実験してみたいなと思っているネタがいくつかあるので、もう少し文献も調べて始めたい。
・今自分でやっている実験の継続判断
科研費ネタとして軽めのテーマに着手していたが、あまりうまくいっておらず
自分としても小さなネタだという自覚があるので、
場合によっては途中でやめてしまう判断も必要だと思った。
見極めが難しい…
・論文を書く(1stで2報以上)
・科研費、財団等への応募(応募3件以上・採択1件以上)
応募するのに業績が足りないとか言い訳しない!まずは出すことから!
・健康第一(家族も含む)
子育てを始めてから、体調不良が頻発するようになったので
とにかく健康第一でやっていきたい。
・ブログの更新(2ヶ月に1度以上)
出産前に、いろいろな方から「双子育児は本当に大変」と聞いていたが
ワンオペでなく(夫・義父母・両親に感謝!!!!)、職場の理解もあるので
想定した以上には育児・仕事ともに楽しくやれている。
(出産前は、もっと悲惨なことになるだろうと覚悟していた)
能力や時間不足からあれもできない、これもできないと考えてくよくよしがちだが
なるべく前向き思考で楽しく過ごせると良いな、と思う。
時間が無いといろいろと終わらせることができず、途中で諦めてしまう悪い癖があるので
今年は「完成度よりもアウトプット数重視」をモットーに、いろいろ取り組んでいきたい。
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