2024年を振り返ってみる

life

2021年から毎年はじめた1年振り返りもこれで4回目。
ブログは全然更新していないがこれだけはなんとか続けたい・・・

去年の振り返りはこんな感じ。

昨年は出産・育児・仕事復帰でいっぱいいっぱい、という感想だったが
今年は育児しながら仕事することに少しは慣れてきたかな、という年だった。
(もちろん、まだまだ必死)

2024年のできごと・がんばったこと

研究

今年は「自分がどういう分野で何を確立したいのか」ということを考えてアイディア出しすることを意識した。
その一環で、申請書出しを頑張っていたら、一年中申請書を書いて終わった気分。
アカデミアに戻ってきて3年。今更それを考えるのは遅いという気もするが、少し前に進めたのではないか。
自分としてはなかなか面白い研究テーマが作れたんじゃないか、と思うものの
それがうまくアウトプット(=研究成果)に繋げられていないのが悔しいところ。
「難易度は高いけど成果が出るのに時間がかかる仕事」をいきなり狙いすぎているという反省点はあるので
「大きな目標を狙う途中で得られた知見」をいかに仕事として仕上げられるかも考えなければいけないなと思った。

論文

目標:2
実績:4

内訳は1(1st)+3(コレスポ)。
まだまだ書いたり添削したりするのが遅いとは思いつつ、
昨年よりは進歩しているので引き続きがんばりたい。

科研費・財団等への応募

目標:応募3・採択1以上
実績:応募6 (採択1・不採択2・結果待ち3)

応募内訳は科研費1・大きめのやつ2・財団3。
「応募するのに業績が足りないと言い訳しない。とにかく出す」というスタンスでがんばった。
申請書作成にかなり時間を費やしたので正直つらかったが、少しコツが掴めてきた。気がする。
実際出してみると1つ採択してもらえたので、数を打ってみる(落ちてもいちいち凹まない)ことも大事だと実感した。

同時に、ここからさらに高額・長期の研究課題に採択されるためには、
単発ネタでなく大きな研究テーマが築けるだけの実績と発想が必要であるとあらためて感じた。
毎年反省してはなかなか克服できていないところ。

その他進捗

個別の研究内容としては、進んだこともあり、思ったより進まなかったこともあり・・・

  • 受け持っていた学生が、博士号を取得した(はじめて)
    論文がかなりギリギリだったので、締切直前にドタバタしてしまい、
    あまり深い議論ができなかったところが反省点。
    おかげで論文の添削には慣れてきた。
  • 新しく学生さんが1人、テーマに配属された
    今年いちばんチャレンジしてみたかったテーマに取り組んでくれることになったので、
    がんばって一緒に進めていきたい。
  • 自分で細々と実験しているテーマ
    合成の再現がなかなか取れず、今年はとても進捗が少なかった…
    一方で電極触媒評価の手法を自分で習得できたのは(小さいながらも)進歩。
    途中でやめようと思っていたが、周囲に相談したところ
    「ここまでやったんだから論文にしたほうがいいんじゃない」とアドバイスをもらったので
    来年中に論文化する方向で終わらせたい!
  • 企業との共同研究
    研究室として取り組んでいる案件はこれまで通りの進捗。
    今年は初めて、(書面上も)自分が代表者として任せてもらえる案件が始まった。

学会

口頭発表:1
ポスター発表:2(うち国際学会1)

学会参加も少しずつ再開。子連れでも行ってみた。

海外学会(フランス)も久しぶりに。やっぱり海外行くのは楽しい!

やはり外に出て発表したりディスカッションしたりするのは好きなので、
どんどんデータ出してどんどん発表していきたい。

授業・アウトリーチ・その他

授業

講義(後期)2つ、学生実験(前期:3回生向け、後期:1回生向け)となかなか盛沢山だった。
今年から初めて担当することになったものばかりで、準備が大変だった。
勉強にはなったし、一度頑張って資料を作るといろいろなところで活用できるので
しんどかったがこのタイミングでやっておいて良かった、と思った(でも大変だった!!!!!)

アウトリーチ活動・女性研究者増やそう活動

女性研究者(数が少ない)ということで、その手の関係活動にお呼びがかかることの多い1年だった。
女子高生向け体験授業、講演、オンライン座談会、などなど。
(授業のために作ったスライドがここの講演で活用できた)
学内の女子学生向けの交流会の企画も行った。
学内の女性研究者の知り合いが増えたのは良い機会だったと思う。
個人的にはこのような活動がどんどん広がっていってくれればいいなと思う一方、
自分自身が他の仕事(研究とか雑務とか雑務とか)で手一杯なので、
このペースで仕事を受け続けると本業が回らなくなって本末転倒だなと感じた。
基本的に受けた仕事は断らない主義で取り組んでいるが、
この辺りの仕事量のバランスは来年以降検討すべき課題だなと思っている。。。
(たぶん受け続けると無限に仕事が増える。悩みどころ。)

双子育児

双子たちも成長してきて、昨年に比べるとかなり楽になった。
環境変化としては、

  • 保育園転園した(自宅~最寄り駅間の認可園。5歳まで通える)
  • 電動ママチャリを導入した(大人1人で送り迎えができるようになった)
  • 自分で食事ができるようになった(大人2人で貼り付く必要がなくなった)
  • 寝かしつけ卒業(お風呂終わったら大人は家事仕事ができる)

というのが大きい。夕方のスケジュールはこんな感じ。

5時過ぎ 退勤
18時半 保育園お迎え
19時半 夕食
20時半 お風呂(子供・夫)→寝かしつけ
21時半 お風呂(私)
22時~ お風呂片付け・洗濯・仕事(少し)

いろんな人の話を聞いていると、「子供と一緒に21時ごろ寝て朝早く起きて仕事します」
という人が割といるんだけど、いったいどういう風に効率よく進めるとそうなるんだろう
(=子供と一緒に寝る時間にその他の家事が終わるんだろう)と不思議に思っている。
もっと効率よく進める裏ワザがあるんだろうか・・・

読んだ本

θは遊んでくれたよ」 森博嗣 著
葉桜の季節に君を想うということ」 歌野晶午 著
なぜ東大は男だらけなのか」 矢口祐人 著
WORK DESIGN 行動経済学でジェンダー格差を克服する」 イリス・ボネット 著
うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」 幡野広志 著
赤と青のガウン オックスフォード留学記」 彬子女王 著

全然読めてない、と思っていたら意外と読んでいた。
とは言え、2か月に1冊ペースか~。もう少し上げたいなぁ~。

クラリネット再開

こんな生活では楽器再開も遠い先かな、と思っていたところ、
以前所属していたバンドから(トラで)お声がかかって演奏会に出る機会があった。
せっかくなのでそのまま再開することに。
さぁ、続けられるかな・・・?

2024年目標(研究以外)振り返り

健康第一(家族も含む)

いちいち記録していないので定量的な判断はできないが、
昨年よりはだいぶ体調不良が少なくなった、と感じる。
子供の体調不良お迎えも月に1度あるかないか、という感じだった。
(ただし、一度始まるとリレー感染して長引く)

いろんな締切が迫ってくると、どうしても徹夜気味になるので
もっと効率を上げて計画的に仕事したい。
睡眠時間確保が来年の目標かな。

ブログの更新(2ヶ月に1度以上)

目標:6
実績:3

予想通りっちゃ予想通り・・・
「やめない」を目標に、細々と続けていくことが大事。

2025年の目標

・論文を書く(1stで3報以上)
 特に、自分で実験している案件を来年中に終わらせる!

・科研費、財団等への応募(応募5件以上・採択2件以上)
 引き続き出しまくる方針で・・・

・睡眠時間の確保(1日6時間以上)

・読書(7冊以上)

・ブログの更新(4ヶ月に1度以上)
 どんどんハードルが下がっている(笑)。「やめない」くらいの気概で続けるつもり・・・

・クラリネットを続ける
 これも「やめない」ことが目標。

目標通り、「完成度よりもアウトプット重視」で取り組めた(つもり)。
まだまだのところもあるので、来年ももっともっとアウトプット増やしていきたい。

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