【社会人7年生から大学出戻り】大学出戻り2か月の進捗あれこれ

日記

大学に出戻りして2ヶ月が経ったので、近況報告ついでに振り返ってみる。
出戻った時のあれこれは前に書いた通り。

今やっていること

お仕事

元々提示されていたように、主に企業との共同研究案件を回している。
とは言ってもどれもまだ立ち上げ段階なので、打ち合わせと実験室整備がメイン。
実験室立ち上げのあれこれは、会社での経験(安全関係とか関係部署への根回し的なやつとか)
が思った以上に役に立ってる。会社員生活も無駄になってなくてよかった…
会社で使っていたような装置の取り扱いは分かるので、たまに学生の実験を手伝ったりしている。
あとは研究室運営の雑務を少しずつ教えてもらっている。
これは会社と比べると、だいぶ楽(業務量的にも精神的にも)
年度末ということもあり予算的にバタバタしていたけれど、今はだいぶ落ち着いている。

論博取得

2報目投稿に向けてひたすら修正中。書くのがとても遅い。
忙しくなるとついサボりがちになるので毎朝1時間論文を書く時間をとることにした。
3月中にはなんとかしたい、と思いながら、4月になってしまった。
教授の最終チェックまではたどり着いたので、なんとか4月中には!

新研究テーマ

お仕事(共同研究)は修士の頃とは少し研究対象が変わるので、
それに関連して自分の研究テーマを決めることに。
だいたいこの辺から探して、とざっくりお題を出してもらったので
文献を探したり読んだりでいろいろ探している。
なんとなくこの辺をやってみようかな、というネタは見つけたけど
面白いのかどうか自分でもあまり判断がつかない。
新しいテーマ考えるのってやっぱり難しいなぁ。
こちらまでなかなか手が回らないけど、4月くらいから目処をつけて実験を始めたいところ。。。

学生の指導

これがびっくり予想外案件。
4月から、学生が1人つくことになった。しかも留学生(ドクター)。
まだ自分でも手をつけてない分野を指導するなんて…不安。
自分の研究としてやっていく領域と、学生のテーマとしてやってもらう領域を
どうやって切り分けたらいいか悩んでいる。
不安は大きいけれども、アカデミックで生きていくと決めたからには
教育についてはいつかやってみたいと思っていたことなので
良いチャンスだと捉えて頑張ろうと思う。

戻って2ヶ月経った感想

いろいろ忙しいけどとりあえず楽しんでる

やっぱり最先端の知識に触れたり刺激を受けるのは楽しい。
みんなすごすぎて自分が情けなくなってくるが
こういう環境を望んで研究室に戻ったはず。がんばる。
会社でやりたいことがない、と悩んでいたけれど
大学では触れられる情報の量と質が圧倒的に違うので刺激になる。
まだ0から1へ、のような発想は持てないけど
あれとこれを組み合わせたら楽しそうだなぁ、やってみたいな
くらいには考えられるようになってきた(しょぼしょぼだけど)。
学会も7年ぶりに参加したらいろいろと新しいことがあって面白かった。
環境って大事なんだなぁ…

学生時代からの成長を感じた

当たり前だろって感じですが。。。
それでもまぁ自分の成長に気付けたのは良かったこと。
例えば以下の2つ。

興味の幅が広がった

修士時代にドクター進学をためらってた理由の一つとして
「先生や先輩方ほど周囲の研究に広く興味が持てない」
というのがあった。
戻るときも、果たして他の人の研究に興味が持てるだろうかという点では不安があった。
戻ってみて気づいたのは、
結局、経験してきた仕事(研究)が増えると自分ごととして聞ける話題が増えるので
いつの間にか興味の幅が広がっていた。
経験って大事なんだなぁと実感。
(きっとアカデミックでずっとバリバリやっている同年代と比較するとまだまだなんだろうとは思いつつ)
これからもいろいろ守備範囲は広げていきたい。

時間の使い方がうまくなった

もっととんでもなく夜中まで残ることを覚悟していたけど
今のところは9時〜19時くらいなので会社生活と変わらずという感じ。
学生の頃よりは時間の使い方や集中力が上がったのかな?
会社員生活7年でやることの優先順位付けは上手くなったみたいだ。
この7年、決して無駄ではなかったんだなぁ。
とは言え、まだまだ業務量は序の口感があるので
今後もこのペースでできるかどうかは不安。

その他

期待とプレッシャーを感じる

何かにつけて「これ今後やる機会があるから見ておけ」とか、
「この計算手法をマスターしておくと便利だからやってみて」
とチャンスをもらっている。
また、ボスは共同研究先で、何かにつけて
「めっちゃ優秀な元学生が戻ってきて…」
と言ってくれている。
学生をつけてくれたのも、おそらく私の今後
(年齢的にもこれから論文の報数を稼いでいかねばならない)
を考慮した上でのことだったのだろうと推測。
ありがたいのだけど、その期待に見合うだけの成果を出さねば、
期待外れになってしまわないようにせねば、と考えると胃が痛い…
嬉しくてありがたいけど、怖くもある。

英語は意外となんとかなった

約半数のメンバーが外国人、という研究室なので、ゼミや日常会話が英語。
英語なんてもう7年くらい全然話してないので大丈夫だろうかと思っていたけれど
通常会話なら何とかなる。聞く方はいまいち。。。ついていけてない
コロナで飲み会もなく、学生さんとはなかなか打ち解ける機会がないのはさみしい。

デスクワークが多くて太りそう(いや、太った)

エレベーターをなるべく使わないようにしよう。。。
あとリングフィットもさぼりがちなのでなるべく続ける。

お金は大事

1月末付の退職だったので、1月の給料は住民税の残りがさっぴかれて半額以下だった。
2月勤務の給料は3月に振り込まれるので1〜2月は実質プー太郎。
(退職金があるけどそれは使わず置いてきたかったので…)
一応貯金もあるし共働きだから生活に困るってことはないんだけど
毎月定額のお給料が振り込まれる生活のありがたさをあらためて感じるのでした。
家族に感謝。何かあったときに逆に家計を支えられるようになりたい。

趣味の時間は少し減った

楽器吹いたり、ゲームしたりする時間は減り気味。
ゲームはともかく、楽器の時間はもうちょと確保したいなぁ…
せっかく防音室作ったし、仕事も趣味もエンジョイするのが当面の目標なので。

当面の目標・やりたいこと

・論文2報目を片付ける←これが最優先
・論文3報目の方向性を決めて追加実験
・カルファド法の勉強
・忘れてしまっている装置の使い方を復習する(TEM, XPSなど)
・自分の研究テーマの目標をもう少し具体化する・まずは手を動かす
・Python・統計の勉強
→DataCampの有効期限がそろそろなのでそれまでに一区切りつけたい。
・その他お仕事は粛々と進める
→つい先輩に頼りがちなので、なるべく自分で解決できるように。

以上、近況報告でした。
進捗振り返りも兼ねて、定期的に記録していこうと思う。

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